10月はピンクリボン月間です。
これは、乳がんの正しい知識を広め、乳がん検診を推進する世界的な運動です。
まわりでも、ポスター、ピンクのライトアップが目につく月です。
「日本人女性の9人にひとりは、乳がんを発症する」というメッセージは眼にとまる、お耳に入っている方もいらっしゃると思います。
先日ある先生が、「これは、だいたい隣近所5件のうち、1件には乳がん患者さんがいるんだという勘定」とおっしゃっていました。
なるほど、このほうが、イメージがわきやすいかも!と思いましたがいかがでしょうか?
さて、対策型検診として行われている乳がん検診の受診率、増えてきているとはいえ、まだ50%(40~69歳での統計)くらいです。(欧米では乳がん検診受診率はだいたい70%以上)
ゆうあいクリニックでは、乳房の画像検査として
乳房超音波 :かたまりをつくるタイプの腫瘍の評価が得意、場合によって硬さや血流も評価します。マンモグラフィで高濃度乳房(若い方、日本人女性は年齢がすすんでいても高濃度乳房の方がいらっしゃいます)でもみやすい検査です。
マンモグラフィ(トモシンセシス):小さな石灰化をとらえるのが得意、全体の形の変化などもとらえる、乳腺が少なく脂肪が多い乳房でよりみやすい。
乳房専用PET:細胞の活動性の高さ(大きくなるのが早いがんはブドウ糖の取り込みが多い)、乳腺の密度 によらず判断できる。
と複数の異なる「みかた」で、乳がんをみつけるお手伝いをしています。
全身PET/CT画像(コースによって脳MRIで脳転移も評価*)もありますので、そのまま紹介状とともにすべての画像をお持ちいただくと、「リンパ節や肺など転移はないな、ほかに、優先すべき病気もないな」と、その後の専門医での診療もスムースにいくと思います。
2023年4月から、プレミアムコース(女性)、レディース/レディース脳プラスコースに 乳房専用PET検査が標準になりました。
スタンダード/スタンダード脳プラスコース(女性)にはオプションで追加可能です。
乳房専用PET検査は、PET/CT検査の撮像にひきつづき、別な撮像装置で、臥位(はらばい)の姿勢で行います。
1回のFDG投与で、PET/CTと乳房専用PETを撮像しますので、追加の被曝はありません。
プレミアム・レディース/レディース脳プラスの各コースには骨盤部MRIも含まれ、卵巣や子宮の画像評価も一度にできます。
子宮頸部細胞診(LBC法)も標準です。ハイリスクHPV診断もオプションで選択できます。細胞診で異常がなくて、ハイリスクHPV陰性なら、子宮頸がん検診は5年後、としている国もあります。
*診療では、脳転移の有無の評価が必要な場合は、造影MRI検査を行うほうがより詳細ですが、検診では行いません。
ゆうあいクリニック内科医:桑田 有希子
9時~18時(日・祝日・年末年始除く)
※本ダイヤルでの通話は、電話応対の品質向上とお問い合わせ内容確認のため、録音させていただいております。
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