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【健康コラム】~放射線科医より~ ワクチン接種とPET検査の関係について

今回はワクチン接種とPET検査の関係についての話題です。

 

新型コロナウイルスなどのワクチンの筋肉内接種後に注射した側の腋窩(腋の下)や周囲のリンパ節が炎症のために腫れ、FDG(PET検査のために注射するお薬)が集まる方が時々いらっしゃいます。

 

これらのリンパ節への集積は長ければ2か月近くも続くことが知られています。

 

リンパ節が腫れてFDGが集まることによって、悪性腫瘍によるリンパ節転移などと誤認されてしまうことが危惧され、特に乳がんや悪性リンパ腫の方の検査時には注意が必要です。

 

5月8日から重症化リスクの高い方(高齢者、基礎疾患を有する方)へのコロナワクチンの追加接種が始まっており、中には接種後の比較的早い時期に検査をお受けいただく方もいらっしゃるかと思います。

 

ゆうあいクリニックでは、PET検査前に2か月以内のワクチン接種の有無についてもお聞きしております。

 

正確な画像診断を行うためにワクチンの種類と接種時期、左右どちらの腕に注射したかの情報をお知らせいただけますと幸いです。

 

ご協力をお願いいたします。


※上記画像については、ご本人の了承を得て掲載しています

 

ゆうあいクリニック放射線科医:吉田 啓介

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