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お知らせ

【健康コラム】ほっとかないで! 脂肪肝(1)

この秋、脂肪肝の分類で問題も含まれていた「非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD ナッフルディー)」という名前をより適切な名前に変更するにあたり、「代謝機能不全に関連した脂肪性肝疾患 (metabolic dysfunction-associated steatotic liver disease:MASLD) 」が選ばれたとの論文が、Journal of Hepatologyという世界的に権威のある医学雑誌に載りました。世界の56か国から、236人が投票した結果だそうです。

 

正確に病態を表すことと、差別的な感情がひきおこされないということも昨今の糖尿病の名称変更案同様トレンドですね。でも、説明して伝わるかな~というのも気になりました。

糖尿病の名前変更提案もそうですが、なにかいいネーミングはないですかね、と思います。

ライターの皆さん、広告クリエーターの皆さん、そうでない皆様も、なにかいいアイディアはないですか?

 

脱線しました。

 

お名前がなんであれ、問題になる脂肪肝は、全身の代謝異常・炎症と関連している脂肪肝で、それは「肝臓の線維化」をおこして、いろいろと悪さもして、怖いんだ!ということです。

悪さの例として

肝硬変や肝細胞がんになるリスクがとても高い!

心筋梗塞や脳卒中などのリスクが高い!

がんのリスクも高い!

などです。(そうでない脂肪肝も、とくに、心筋梗塞やがんリスクもあげるので、脂肪肝は改善させましょうね)

 

ゆうあいクリニックの検診では、受診者全員の「Fib4index」(※)という肝臓の線維化の指標を内科医がチェックしていますが、脂肪肝、肝障害、糖尿病などの方で注意すべき方のみ、総合判定でお知らせしています。(※「Fib4index」とは、血液検査のAST値・ALT値・血小板数と年齢の4項目を組み合わせて計算し、得られた数値から肝臓の線維化の進展度合いを予測するものです。)

全例に提示していないのは、偽陽性(問題ないのに、異常と表示される)のことが多いからです。

異常値となる方のうち、半分程度が正常です。

 

そして、私のおすすめオプションで「肝がんリスク検査」があります。肝臓の繊維化の程度、炎症の程度を推測します。

保険診療では制限のある ①フェリチン、②ヒアルロン酸、③Ⅳ型コラーゲン7S、④M2BPGiが検査項目です。

脂肪肝、肝障害あり、糖尿病、メタボリック症候群、B型肝炎・C型肝炎にかかったことがある、あるいは治療中、飲酒量が多い・・などの方にはぜひ選択していただきたいです。

ゆうあいクリニック内科医:桑田 有希子

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