がんは今や日本人の2人に1人が罹患し、3人に1人が亡くなる病気です。わが国の新規がん罹患者数も年間100万人を超えています。
がんで苦しむ方を少しでも減らすため、私たち医師は検査に、治療に日々努力しています。これらはがん診療の車の両輪だからです。
さて、皆様は「PET-CT」をご存知ですか?「ああ、がんを早期発見する機械でしょ?でも保険がきかなくて高いんだよね。」とおっしゃるかもしれません。しかしわが国では今から16年前、2002年から、条件付きではありますが健康保険の適応になっています。昨年わが国でおこなわれたPET-CT検査約70万件のうち、8割以上ががん患者さんのための検査です。(日本核医学会の資料より)
私たちは、こうした事実を広く皆様に知っていただき、がんで苦しむ方を少しでも減らすために仲間をつのって対談形式でこの連載を始めることにしました。この取り組みが、がん患者さんのよりよい治療とQOLの向上のために少しでも役立つことを願っています。
次回の連載から実際の記事に入りたいと思います。
2018年10月
医療法人社団ゆうあい会 理事長 片山 敦
※PET検査は保険がきくとはいえ大変高額な検査です。保険適応には厳密な条件があります。まずは主治医の先生とよくご相談いただくことをお願い致します。検査には主治医の先生からの紹介状が必要です。
9時~18時(日・祝日・年末年始除く)
※本ダイヤルでの通話は、電話応対の品質向上とお問い合わせ内容確認のため、録音させていただいております。
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