前回はゆうあいクリニックの検診項目に、腎機能の評価項目にシスタチンC
を全コース導入したことを書きました。
以下はその導入にあたっての私の個人的な思いです。
以前、私は透析医療をメインにしている病院に勤務しておりました。
血液透析が必要になる直前で、病院に紹介されることが多く
5年前から、透析にならないような管理をしていれば、透析導入をもっと先延ばしににできたのにな
10年前から、腎機能低下の危険因子を管理していれば、生涯透析にならずにすんだのにな
若いころから、適切な生活習慣であれば、腎機能低下のリスクになるような病気にならずにすんだのにな
などど、もやもやしていました。
私が透析医療にかかわり始めのころは、「慢性糸球体腎炎」といって、生活習慣に問題がなくてもかかってしまう疾患が透析導入の原因の第一位でしたが、最近では、糖尿病、高血圧、動脈硬化などが主な原因で起こる腎不全での透析導入が5割以上です。日本人の寿命が長くなり、高血圧や高血糖や脂質異常症などの影響も、「長く蓄積されること」で、腎臓へのダメージも、じわじわと蓄積されてきます。
慢性腎臓病は、診断も、何が問題なの?ということも、一言では言い表しにくい、疾患です。どうしたら、予防できるはずの透析導入を予防できるのであろう、、、。
厚生労働省も、腎不全予防に力をいれていますが、
皆様に伝わっているでしょうか?
CKDフライヤー_20220303_1_OL (mhlw.go.jp)
ゆうあいクリニック内科医:桑田 有希子
9時~18時(日・祝日・年末年始除く)
※本ダイヤルでの通話は、電話応対の品質向上とお問い合わせ内容確認のため、録音させていただいております。
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