前回 腎機能の指標のeGFRのグラフを提示しました。
eGFRは、加齢とともに低下していきます。日本人の平均で 年間で 0.36 ml/min.1.73㎡という報告があります。
eGFRの値が、ある程度の値まで低下すると、そこから腎機能の低下速度は速くなりやすい(腎機能が悪くなるスピードがはやまりやすい)です。
具体的にはeGFR 60~70 ml/min.1.73㎡ の場合にくらべ、50 ml/min.1.73㎡未満では腎機能低下速度は2倍以上速くなります。
70歳以上では、eGFRが 40 ml/min.1.73㎡未満で、低下速度が早まります。
文章に書くと、ややこしいですね!
要は、腎機能はある程度悪くなると、低下速度がはやくなるので、そうならないように、「今」できることはしましょう!
ということです。
また、尿蛋白が多くなるほど、腎機能低下速度は速くなります。心血管病リスクも高くなります。
尿蛋白が多い場合は、腎機能が正常であっても、腎臓内科専門医受診を要する所見です。
健康診断で、尿蛋白が指摘されたら、指導に従って、再検査や受診などを必ずしてください。
ゆうあいクリニックの検診をお受けになった方は、後日カウンセリング(有料)にても、詳しく説明させていただきます。
ゆうあいクリニック内科医:桑田 有希子
9時~18時(日・祝日・年末年始除く)
※本ダイヤルでの通話は、電話応対の品質向上とお問い合わせ内容確認のため、録音させていただいております。
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