【健康コラム】検診だからこその「詳しい質の高い検査」を皆様に。睡眠検査オプションのご紹介

2023/10/30

本年4月から検診のオプションに導入しました「睡眠検査」オプションは、睡眠外来などで行われている「終夜ポリグラフィー検査（簡易型）」装置で評価する無呼吸・低呼吸の回数や心拍数、血中酸素飽和度の評価のほか、

・睡眠深度（深睡眠、REM睡眠、浅睡眠、覚醒）

・いびきの音量

・体位（左右横向き、あおむけ、うつぶせ）　の評価も行っています。

どんな姿勢で寝ているときに、呼吸が止まり、酸素飽和度が下がり（全身の酸素不足！！）、脈拍数があがり（過剰な交感神経興奮や心臓負荷！）、睡眠が妨げられているのか？　まで、わかってしまう、小さいのに「デキル」装置なのです。

（医療機関によってこの装置を使用していることもあります）

装置も1本の指と胸に小さな端末を装着するだけで、顔まわりにチューブ類がないのでうっとおしい感じも少ないです。

睡眠の深度もわかるので、睡眠時無呼吸のほか、「睡眠の質」も評価できます。

睡眠時間の不足や、睡眠の質が低くても、慢性的だと、脳が「慣れて」しまい、自覚症状がないこともあります。

自分では睡眠は足りていると思っていても睡眠時間を延ばすと、体調がよくなったり、仕事などのパフォーマンスがよくなったりしたという報告もあります。

とくに女性は睡眠時無呼吸症候群であっても自覚がないことが多いのですが、閉経後は睡眠時無呼吸症候群の方がふえます。

年齢とともに睡眠も変化していきます。ご自身の今の睡眠のようすを、チェックしてみませんか？

お申込みいただいてから、ご自宅に検査機器が送られます。寝る前に装置を装着、起床後に外して、検査会社に返送していただきます。

検査結果は、ゆうあいクリニックからお送りします。

結果はそのまま診療に使用できる内容ですので、要受診の結果の場合は、送付された結果をお持ちの上、専門クリニックなどを受診していただくことで、その後の診療がスムースにはこびます。

ゆうあいクリニック内科医：桑田　有希子